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代表取締役社長 尾山 信一

使いやすく手ごろなツキ板を作り出し、家電やパソコンなど、採用分野を増やしたい

――今後どのような事業展開を考えていらっしゃいますか。

同業者ももちろん競合相手ですが、いろいろなものの表面を飾るという意味では、印刷木目や布などもツキ板の競合商品と云えると思います。
今は高級自動車の内装にツキ板が使われていますが、以前は木目調に印刷したシートが使われていました。ところが、ヨーロッパで日本車を購入した消費者から「これは本物の木ではない」と不評になったそうです。本物の木は、生活する中で徐々になじんできて色に落ち着きが出てきます。ヨーロッパの消費者には、木にしても石にしても本物志向があるのでしょう。それで日本のある自動車メーカーの方が相談にいらっしゃいまして、ツキ板を使っていただけることになりました。その後すぐに、ほかの有名メーカーにも相次いで採用いただけることになりましたね。

以前はオーディオ機器にもツキ板が使われていました。それが製造方法や費用の問題でプラスチックが使われるようになっています。使いやすく手ごろな価格のツキ板を私どもが作り出せるようになれば、家電にしてもパソコンにしても、デザインで差別化を図るためにツキ板を使っていただける分野は増えてくるはずです。
表面を飾るのにさまざまな素材が使える中で、本物の木の良さを求めるお客様はますます増えると思っています。本物の木の良さをしっかりとPRして、より多くのお客様に使っていただけるようにしていきたいですね。

世界の最新動向を自分の目で見ていただいて、「自分たちで今後の日本をどうしようか」と考える気概を持っていただきたい

これは「当社として求める人材」に限った話ではないのですが、海外で話をしていると「日本人は外国に出てこないね」という話をよく聞くようになりました。
日本をもう一度再生するために、世界の最新動向を自分の目で見ていただいて、それから日本のことを振り返り、そして「自分たちで今後の日本をどうしようか」と考える気概を持っていただきたいものです。

「当社として求める人材」については、私どもは非常にアナログな世界で仕事をしています。木や天然の素材に興味を持っていて、行動的な方に入社してほしいですね。
欲を言えば、自分で考えることができることです。木は1本1本が違っていて変化があります。その都度、いろいろなことを考慮する必要があります。その時々で最善策を考えて、行動に移せることが大切です。そういうことができる人がたくさんいれば、当社はきっと成長していけると思っています。