北三は、創業者・尾山金松が育んだ「木を生かす」という精神を受け継ぎ、今日、世界中の銘木を取り扱い、それを柱として各種製品の製造・加工・販売を行う総合メーカーに成長しました。木のあふれる暮らしをさまざまな形でご提案し、木の文化を創造する一翼を担っています。
そして、このような活動の原動力となっているのが、「ツキ板」なのです。人々の生活様式は、文化や技術の進歩とともに変化しますが、便利になり、効率を求めるほど、人々の心から潤いが消えていくと言われております。
それを取り戻すための知恵として、自然の芸術を生活空間のなかに取り入れることは、人類の永い歴史が証明するところです。先人の知恵から生まれた、木を薄くして使う技術は、「ツキ板」として製品化され、さまざまな分野のお客様から寄せられる厳しい使用条件や意匠を満たし、加工技術と製品の品質を高めると同時に、資源の有効活用につながるものとして、現代の環境問題にも合致した形となりました。
「これからの人間社会に木の文化を残したい」。この願いを実現するために、北三は、省資源で環境対応性にも優れたツキ板をもとに、業界のリーディング・カンパニーとして今後もさまざまな活動・提案を続けてまいります。
代表取締役社長 尾山信一